当社の取り組み
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長繊維強化の熱硬化CFRPは、従来ノートパソコン筐体のような量産製品には不向きでしたが、当社は軽量化メリットを活かしたパソコンの筐体向けに、様々な研究開発を重ねてきました。電子機器ではハロゲンフリーと高い難燃性及び耐熱性が求められるため、この規格をクリアする樹脂を自社で開発しました。加えて、量産向けに速硬化樹脂を仕上げ、自社開発のCFRPフルオートメーション成形工程HTC(High Throughput Composite)により、1万台/ライン/月の生産実績があります。
速硬化・難燃性樹脂について
- 熱硬化CFRPの量産を可能にする2分で硬化する速硬化性樹脂
- 電子機器製品向けに、高い難燃性(UL-94規格V0相当)の樹脂
- 添加剤の種類や量を調整し、速硬化樹脂に難燃性を賦与
自動化量産プロセスについて
- 繊維基材への樹脂含浸、積層、加熱・加圧硬化を一貫して自動化
- 生産数量、コスト要求、CFRP意匠製外観要求をすべて満足させる
- 生産実績:長繊維強化の熱硬化CFRP製ノートパソコン筐体(500台/日)、携帯電話
CFRP製カバー(30,000台/日)
当社の製品例
- ノートパソコン筐体
- 携帯電話筐体
- AV機器
電気製品筐体で活躍するCFRP
ノートパソコンの筐体などは特に軽量化が求められます。常に持ち歩くようなノートパソコンを軽量化するには強度も持ち合わせたCFRPが有効です。意匠性の面でもCFRPの人気があります。但しそれだけではノートパソコンの様な量産品の成形工程に工数(費用)がかかり、製品単価が高額となってしまうという課題があります。そこで当社では自社で開発した樹脂を用いて速硬化やフルオートメーション成形工程によって量産に対応します。それ以前にも携帯電話のカバーのCFRP化も量産した実績があります。製品の性能だけでなく価格でも要求を満足できるようご対応致します。
電気製品の部品に関するご相談
電気製品の筐体や部品をFRP(CFRP/GFRP)への置き換えなどに関するご相談を承っております。