- CFRPについて
CFRP製品の振動挙動は金属と違う?
CFRPは鉄・アルミと比べて密度が小さいので、高い比剛性(弾性率/密度)となり、固有振動数が高くなります。
一般的な弾性率のCF(高強度タイプ:230GPa)から超高弾性率CF(870GPa)も選ぶことができるので、同じ形状・寸法のCFRP部品でも、固有振動数は2倍以上の範囲で設計できます。
ということは、「共振周波数設計」ができるという特長を活かし、金属では難しい課題となっていますが、CFRP活用で共振防止・タクトタイム短縮・ 騒音防止など価値ある効果を作り出すことも可能です。
加えて、高弾性のCFと粘弾性の樹脂とのミクロな組み合わせのCFRPは、高弾性率であるにもかかわらず、優れた振動減衰性能を持っています。具体的な用途としては、液晶パネル搬送ハンドや、センサー部品があります。