• CFRPについて

CFRP(熱硬化性)の特徴は?

成形に時間が掛かりますが、最先端の速硬化タイプのプリプレグの硬化時間は1分まで短縮可能になっています。機械的物性(剛性、強度)はCFRTP(熱可塑性)より剛性・強度は優れ、強度は汎用タイプでも鉄の倍以上も可能です。
塑性変形しないので、成形後に曲げることはできません。ひずみ限界を超えると破壊します。
結合・組立は溶接できないので接着かボルトアップで行います。CFRP同士の場合も、金属などの異種材料との場合も“接着”と“機械的結合”(ボルトアップ、リベットなど)の併用より確実な接合とすることができます。
耐熱温度は樹脂支配で、汎用エポキシは130℃、耐熱エポキシは180℃です。
リサイクル性は樹脂を取り除くのに手間、コストがかかりますので、あまりよくありません。