- CFRPについて
CFRTP(熱可塑性)の特徴は?
基本的に熱硬化性に比べて成形時間が短くできます。成形構造、寸法、マトリックスにより異なりますが、ほぼ3分以内で成形(賦形)完了することができます。
再成形(二次成形)が可能です。出来上がった製品(板、棒など)に再度熱と圧力をかけることにより、曲げたりすることができます。
樹脂との接着力が小さい(熱硬化性比)、大きな力が掛かると樹脂が伸びて、熱硬化CFRPと異なり、一瞬で破壊することなく延性的に破壊します。
熱融着できます。CFRTP同士の場合、短時間に熱融着が可能です。熱板、振動、超音波、抵抗、電磁誘導、レーザーなどの過熱プロセスにて接合することが可能です。異種素材(金属)との熱融着の研究開発も進められています。
リサイクルしやすいです。CFRTP製品の母材の樹脂を取り除かないで、再成形できるので、歩留りも高く、繊維を細かく切らなければ性能も大きく落とさず再利用が可能です。