製造拠点
国内に2カ所、海外に1カ所の製造拠点があります。製品の製造工程、難易度、数量、コスト、特殊要求(例:清浄度管理)に応じて最適な製造拠点を選択します。
3カ所の製造拠点を持つことは、災害等万一の場合に生産への影響を最小化する“リスク分散”の効果があります。
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坂浜本社・工場
東京都 稲城市
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津久井工場
神奈川県 相模原市
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中国寧波工場
中国 浙江省
各設備について
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製造設備
CFRPやGFRPの成形設備に加え、各種機械加工機や塗装設備を備えています。製品の成形から仕上げまで、一貫した社内工程による製造が可能です。また、清浄度クラス10万のクリーンルーム4カ所(そのうち1カ所は高さ10mまで可能)を保有しており、人工衛星製品のような清浄度管理が必要な製品の製造・組立・検査にも対応可能です。
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検査設備
大型製品の検査ができる3次元測定装置をはじめ各種検査設備を社内に完備しています。熟練した検査員が、製造途中の精度測定から最終出荷検査まで一貫した品質管理を行っています。
品質管理
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JIS Q 9100/JIS Q 9001/
ISO 9001登録範囲
航空機及び宇宙機器用の複合材製品の設計・開発及び製造/顧客要求ある場合は防衛分野も含む
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ISO 9001/JIS Q 9100
登録範囲
下記複合材料製品の設計/開発及び据付/航空宇宙製品用治工具ならびに試験、訓練及び支援機材の構成品/一般産業用機械装置部品/医療機器関連部品/通信機器関連部品/各種車両及び船舶用部品
技能認定制度
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“匠の技”を持つ熟練技能者を頂点とした技能ランクを認定する、“技能認定制度”によって製造技能を管理しています。製品の難易度に応じて、製造に関わることができる技能ランクが決められており、適切な技能者が製造することで製品の品質を維持しています。
試作評価
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試作評価にも対応可能です。評価に必要な一連の試験設備を社内に所有しており、小規模な試作であれば研究開発部が製作から試験・評価まで一貫して対応し、迅速に評価結果を御提供できます。また、お客様からのサンプルをお預かりし、試験・評価だけを実施することも可能です。お客様の“試作評価ラボ”として是非ご利用下さい。
量産技術
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実績のある量産技術の応用による効率的な生産対応も可能です。
CFRP製電子機器筐体の自動化量産プロセスを開発した例では、難燃性を付与した速硬化性樹脂を新規開発し、炭素繊維への樹脂の含浸から硬化までの連続工程をフルオートメーション成形工程(High Throughput Composite : HTC)と呼ぶ量産ラインに構築し、500台/日の生産を実現しました。