• 経営管理の雑談

格闘技の試合における戦略

37歳になってから空手道場へ入門。
周りからは「何でまたその歳から?」と(笑)

確かにそう言われてみればそうだ。きっかけは安易な発想で、当時、体調を崩して2週間ほど入院。退院後に体力が落ち、体力づくり・運動不足解消が目的だった。その空手道場も家から徒歩2分と近いのも理由だった。

入門した道場で指導してくれた先輩(年下でも先輩と呼ぶ)は、総合格闘技のプロ選手で、試合にも出場している。空手道場なので基本的に空手の稽古だが、参加していた夜間部は、空手の移動稽古や形の稽古の他に、総合格闘技の練習も取り入れている「何でも有り」の道場だった。

格闘技

その先輩のプロ格闘技の試合に応援に行った際に、リング上で闘う先輩の姿を見て「自分も鍛錬してこのリングで戦いたい!」と試合に出る事を決めた日だった。体力づくり・運動不足解消の目的がいつしか「アマチュアの試合に出る」に変わっていた。これも周りからは「何を目指しているの?」と・・・(笑)

プロ選手は格闘技団体からのオファーが無いと、基本的には試合に出場出来ない。オファーを受けて試合に出場した際には、勝敗は勿論だが団体側にまたオファーを貰えるような何かを残す必要がある。

一方でアマチュアの試合出場は簡単で、申し込みと参加料を払えば出場出来る。団体側はプロの興行と同日の日中にアマチュア大会を開催して参加費や、アマチュアの試合観戦の入場料を運営資金としている。TVで放映されるような団体であれば、大きなスポンサーが付いてくれるが、そうでない団体も複数有り運営資金調達には苦労しているようだ。

入門してから半年くらいしてアマチュアの試合出場を決めた。半年と短い期間で決めたが当然初試合で有り、戦略も戦術も持ち合わせていない(笑) 65kg以下級の総合格闘技の試合にエントリー。その当時に存在したが今は無き「プライド」の団体主催で「プライドチャレンジ」と言うアマチュア大会。アマチュアの大会ではあるが、やはり周りはしっかりと稽古してきた強者達で会場は異様な雰囲気(笑)

格闘技試合

試合はなんと第二試合目だ。あらためて一試合目を準備しながら見ていたが、激しいぶつかり合いに緊張感が高まりつつ少々ビビって来た・・・

5分2ラウンドの一試合目が早々に終わり、遂に自分の出番。名前を呼ばれイングイン!試合開始のゴングと共に右ローキック!「ファーストコンタクトは思い切り蹴る」この時の唯一の戦略(笑) その後はとにかくがむしゃらに「蹴る」「殴る」と言った試合展開で、あっという間に5分2ラウンドが終了!

結果は残念ながら判定負け!負けてしまったが唯一の戦略は実行出来たのである意味結果が出せた試合だった

その後はその試合のビデオを何度も見返し、日々の練習に励み、引き続き試合に申し込み出場を続ける日々となり、すっかり格闘技にハマってしまった。3試合目までは負け続けたが4回目の出場でようやく初勝利!しかもKO勝ちの結果が出せた。この様子はまた後日。

道場

やはり何事にも「戦略」と「戦術」をしっかりとプランする事が大事だ。企業が業績を伸ばすのも、ライバルがいる中で生き残るのも、正しく己の実力を把握し、不足している所を補い強化し、正しい戦略の元で勝ち得る戦術を見つけ出し、都度状況の変化に順応して行動しなければならない