開発事例概要
分野 | 天体望遠鏡 |
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製品 | 新世代軽量パイプ Kaleidφ(カレイド) |
お客様の要望 | 剛性を低下させることなく、従来のカーボンパイプ(既存品)からの軽量化 |
研究開発のポイント | スーパーレジン工業が新たに開発したユニークな特徴をもったエポキシフォームをカーボンでサンドイッチ構造にした新規パイプの開発 |
開発成果 | 従来のカーボンパイプ(既存品)よりも圧縮剛性比1.8倍で約1/2の軽量化を実現 |
お客様のご要望
大口径の天体望遠鏡は重く取り回しが悪い為に、軽さがもとめられています。そのため、筐体としてカーボン(CFRP)パイプが採用されていました。今回は、既存品であるカーボンパイプから剛性を低下させることなく更なる軽量化を実現する望遠鏡筐体が求められました。
問題解決のポイント
エポキシフォームをカーボンでサンドイッチ構造にした新規パイプの開発
従来の発泡コアでは実現できない自社開発したエポキシフォームの極薄・3D形状特性を活かし、剛性を維持しつつ軽量化できるエポキシフォームとカーボンとのサンドイッチ構造の新規パイプを開発しました。
- 耐候性樹脂を用いての塗装レス化
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自社開発した耐候性樹脂を用いることによりUV塗装工程をなくし、更なる軽量化の実現
開発成果
エポキシフォームを用いることにより、従来では実現できない軽量化新規パイプKaleidφ(カレイド)の開発に成功しました。剛性・軽量化の要望だけでなく、表面の凸凹や製造工程での精度バラツキに関してもお客様の要望を満たすことができました。
軽量化
従来のカーボンパイプよりも圧縮剛性比1.8倍で、約1/2の軽量化を実現しました。
開発に関するご相談
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